ラナンキュラス・ラックスを自家交配する手順とまとめ|栽培日記

ラナンキュラスのラックスは、種子ができにくい、またはできても発芽率が非常に低いと言われています。が、自家交配にチャレンジしています。

2024年が初挑戦。
交配・発芽・栽培に成功した記録はこちら

交配(人口受粉)のポイントは、めしべ・おしべ、それぞれが最も成熟しているタイミングを見極めること。それぞれのベストなタイミングって違うんです。

めしべ

  • 開花2〜3日後
  • めしべの柱頭(ちゅうとう)がベタっと粘り気が出ている頃が最適
  • あまり時間が経つと受粉能力が下がるため、4日以上経過した花では成功率が落ちる

おしべ

  • 開花1〜2日後
  • 葯(やく)がはっきりと開いて花粉が出ている状態
    (ピンセットや綿棒などで軽く触れると確認できます)
ラナンキュラスの交配方法ーおしべを取り除いておく
おしべを取ったラナンキュラス
おしべの花粉をめしべに付ける
STEP
タイミングを見計らう(準備)

交配に使うラナンキュラスが咲くタイミングで、おしべを取り除く。
虫や風で勝手に受粉しないように、近い花のおしべも取り除く。

STEP
おしべから花粉を採取

おしべ部分だけをピンセットで切り取る。
もしくは、綿棒や細筆で花粉をやさしくこすって採取。

STEP
めしべに花粉をつける(受粉)

めしべの柱頭に、花粉をふんわり数回押し当てる。

めしべやおしべのタイミングが、100%正しいとは限らないので、それを数日にわけて試しています。

2025年の交配は、ラナンキュラスエレガンスのおしべ(花粉)を使いました。
鉢植えではなく、お花屋さんで購入したので

花が開きはじめたときのおしべは、花粉ゼロ。
4〜5日花瓶にいけて、やっと花開いて、しおれかけても、あまり粉っぽくないので、成功するかどうかは微妙かもしれませんが…もともと球根で増えていくものなので、毎年ちょっとずつ交配も楽しみたいと思います。

風の強い日や、雨の前は避けると良いと思います。
種ができるかどうかは5月にならないとわからないので。。。また記録に残しますね。現在はこんな感じ

交配の成功率が低いのに、発芽率も低いなんて^^;
難しいのですが、毎年少しずつの楽しみです。

去年成功した苗は、現在このサイズ。
これも、うまく夏を越せますように

自家交配したラナンキュラスラックスの赤ちゃん苗
種まきで育てたラックスの苗
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次