アルブカコンコルディアナの栽培記録(種まきと球根と比べてみた)

アルブカ・コンコルディアナ(Albuca Concordiana)を育てています。
ラセン状に 葉がカールする、南アフリカ原産のケープバルブです。
2023年はメルカリで 3年生特大球根を2つ買い、SHOPで5株ほどの鉢を買い、40粒ほど種まきしたので、まぁまぁの数を育てています。

栽培記録を残しておきます。

基本情報

名前:Albuca concordiana
最初は直立して育ち、その後はバネのようにねじれて、らせん状に大きくなります。
夏の暑い時期は休眠し、気候が涼しくなるまで成長を再開しません。

属:アルブカ属
Albuca

科:キジカクシ科、クサスギカズラ科
Asparagaceae

栽培条件
気温:10ー43℃
日照:日向
土壌:多肉植物とサボテンの土

種まきか塊茎(球根の分球)で増えます。
アルブカ属では、フリズルシズルを育てているので、こちらの記事もリンクしておきますね。

目次

秋と冬の育て方

アルブカコンコルディア(3/20)
アルブカコンコルディアナ(3/20)

夏の間は、水やりしません。
9月に入ってから水やりすると、新芽が出てきます。
残暑が厳しいので蒸れないように管理が必要です。

陽にあて、風通しが良いところで育てると、葉のカール(巻き)が強くなります。
水が足りないと、葉先が茶色くなり枯れ、枯れた部分は元に戻りません。
水が多すぎたり陽光が足りないと、葉のカール(巻き)が弱くなり徒長します。

秋、葉がぐんぐん伸びる時期に、置き肥しました。

耐寒温度は10℃と言われています。
私が住んでいるのは雪が降ってもほぼ積もらない地域なので、戸外管理しています。
雪や霜が当たらないように気をつけてください。

春、花が咲く時期

アルブカコンコルディアナ

桜が咲く頃に花開き、そのあと種が実ります。
春らしく、温かくなるころから、週1で液体肥料を与えています。

種は、サヤの中にできます。
最初は緑色ですが、完熟して茶色くなってから採種すると良いでしょう。
このころから水やりを徐々に控えます。
種は4月中旬から出来始めますが、サヤが茶色くなるのは5月中旬くらいでした。

球根の植え替え

完全に葉が茶色くなったら、球根を掘り上げます。
SHOPで購入したものの土質がわかりやすいように写真にとってみました。
上の方が多孔質なサボテンの石、鉢の底は赤玉中玉、白いものは私が置き肥に使ったIBのチカラです。

夏は休眠期(成長しない時期)なので、掘り上げは葉が枯れる梅雨前がおすすめ。

こんな感じで、周りに子球がついています。
子球は親球にくっついている状態なので、あまり根がありません。

夏の間、球根を日陰で管理する方法もありますが、おすすめは、すでにこの時期に土に植えておく方法です。

水はけの良い土に、次のシーズンのことを考えて植える。
水やりはせず、そのまま日陰に置いておく。

空気中の湿度や、土についた夜露などで、球根が乾燥しすぎるのを防いでくれます。

種まきして1年目

花が咲いた個体は葉が枯れて休眠に入る準備が整っていますが、種まきしたものはまだ葉が青々としていて成長を続けています。

葉が青い間は、しっかり光合成して栄養を球根に送っているので、水やりは自然の雨に任せて放置しています。

2023年種まきしたのが、8〜9月。
なかなか発芽せず。蒸れてダメになったのかと諦めたくらいの秋に、針のような細い葉が出現しました。

まだ1年弱ですが、これくらい育っています。横幅1cmほど。
葉はまるでニラ。

球根から育てるのと、種まきで育てるのは、最初は全然違う植物のようです。
栄養たっぷりの球根から芽吹く小さな葉と違って、実生苗は光合成で球根に栄養を送るからでしょうか。面白いですね。

先ほどの大きな球根から分球した子球と比べてみました。
ほぼ同じサイズです。

種まきしたもの、今回記事にしたくて、1つ掘り上げましたが、このまま水は控えめにし(時々あげます)夏の間は半日影で管理します。

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