センペルビウムバニラシフォンの栽培:根が出ず大きくならない原因と植え替え

2023年9月から育てている、センペルビウム・バニラシフォン
あまり根がはらず、さほど大きくならず…
従ってランナーも増えず、困っています。

この記事は、センペルビウム・バニラシフォンが再び活力を取り戻して、大きく成長することを祈りつつ施したことの覚書です。

目次

センペルビウムが育たない理由を探る

根が十分に発達せず、株が大きくならない原因をいくつか考えてみました。

1. 水やりの過不足

センペルビウムは、過湿に非常に弱い性質を持っています。土が常に湿った状態だと根腐れを起こし、結果として根の生育不良につながります。

一方で、極端な水切れも生育を妨げる可能性がありますが、根の発達不良の主な原因としては過湿がより一般的です。

水やりは、生育期の春と秋は比較的多めに、休眠期の夏と冬は控えめに。土の表面が完全に乾いてからたっぷりと与えていたのですが… 掘り起こすと、やっぱり過湿のような気がします

左:根が育っている株は比較的元気。
右:根がない物は株元がやわらかい。

2.日光不足

日光が不足すると、株が徒長して間延びしたり、葉の色が悪くなったりすることがあります。

十分な光合成が行われることでしっかり発育しますが、夏の強い直射日光は葉焼けの原因になることもあるので注意が必要です。

我が家のセンペルビウムは、根に問題がありそうで…日光不足は大丈夫っぽい

3.土壌の不適合

センペルビウムは、水はけの良い土壌を好みます。保水性の高い土壌を使用している場合、根が常に湿った状態になりやすく、根腐れを引き起こしていたのかも!?

市販の多肉植物用の土に、センペルビウムを購入したときの黒ポットの土を混ぜていたのですが… 次は、もっと水はけの良い土に変えてみます。

3月中旬の植え替え準備

春の生育期を迎える今、植え替えはとっても良いタミングなはず!
古い根や下葉のカットは、勇気がいりますが、復活を祈って思いきってお世話しましょう。

古い根と下葉のカットの利点

枯れたり傷んだりした古い根を取り除くことで、新しい根の成長を促すことができます。

あと、株元に残った枯れた下葉は、風通しを悪くし湿気がこもりやすくなるので、ピンセットで取り除きます。

切ったり、取り除いたあとは、しっかり乾燥させます

適切な鉢の選び方

植え替えには、株の大きさに比べて少しだけ大きいサイズの鉢を選びます。

大きすぎる鉢は土の分量が多くなり、過湿状態が続く原因となります。内側に鉢底石や軽石を入れて排水性をよくすることも出来ますが、程よい大きさのものにします。

今回の鉢はこれ!

少し浅いものにしました。
センペルビウムの根が伸びた時に、ちょうど良いバランスになるようなものを!

植え替えに適した土壌

市販の、サボテンや多肉植物専用の培養土がお手軽です。
自分で配合する場合は、硬質の赤球土か鹿沼土に、パーライトを混ぜると良いでしょう。

我が家は、この粒状培養土のストックがあり、ベアルート苗もしっかり発根するので、今回もこの粒状培養土を使うことにします

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植え替えの手順

  • 現在の鉢からセンペルビウムを取り出します
  • 根についた古い土を落とし、黒ずんだり腐ったりしている根をカットします
  • 枯れた下葉を剥がします
  • 新しい鉢に、鉢底石を敷き、土を入れます
  • センペルビウムを置いて、土を足します
  • 水やりは数日後
    明るい日陰でしばらく管理します

標準地のセンペルビウムの年間管理表

自分の住んでいる地域(兵庫県南部)に合わせた年間管理のポイントをまとめました

また随時記事にしていく予定です。
5〜10cmくらいまで大きく育てて、春先にかわいい色のランナーがいっぱい出てくるといいのに。。。

アドバイスや質問がございましたら、お気軽にコメントいただけると嬉しいです。

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