プルメリアシンガポールホワイトが咲くまで

2005年にプルメリア栽培デビューし18年。
プルメリア「オブツサ」種のシンガポールホワイトが、2023年にやっと開花しました。
この記事は、その開花までの栽培記録です。

プルメリアは何種類かあるのですが、その中でも有名な2種類が

  • ルブラ種(rubra)
  • オブツサ種(obtusa)

ルブラは花色が多彩で、葉先が尖っており、冬は幹だけになります。
10℃を下回らないように管理。

オブツサ種の花は白で、葉先は丸みを帯び、プルメリア唯一の常緑樹です。
15℃を下回らないように管理。
 
このオブツサ種。
開花させるのが本当に難しかったんです。

プルメリアシンガポールホワイト
目次

先端が黒くなる「ブラックティップ」

シンガポールホワイト。
温度管理も難しいのですが、特有の「ブラックティップ」と言う症状に悩まされます。

先端が黒くなり、そこが成長しなくなるんです。
それによって、プルメリア自体が枯れるわけではありません。
が、脇芽が出るとは言え、枝分かれすると花が咲くまでの時間が遠のきます。

ブラックティップは、一般的には

  • 気温が低い時
  • 湿度が高い時
  • 日照不足の時
  • 水はけが悪かったり

することで、起こりやすいと言われておりますが、
知りたいのは、ブラックティップの対処法や予防法!

ブラックティップの予防法

検索しても、なかなか見つからないので、海外のサイトを読み漁りました。
そこに書かれていたことは、なんと 原因は Fungusバクテリア だとか。

海外では専用の薬剤が何種類かあるようです。
おすすめされているのは、THIOMYL。
週1でまんべんなく、初夏になるまで散布すると予防できるそうです。
詳しく書かれているサイト、英語ですがリンクしておきますね。

THIOMYLが手に入ると良いのですが、難しそうなので、成分をチェックしました。
thiophanate-methylが50%入っています。

日本で同じ成分の薬剤を探すと、トップジン®︎Mが見つかりました。
トップジン®︎Mは、チオファネートメチルを70%含みます。

ブラックティップの予防に使える薬剤

2023年は、週1で1000倍に薄めた薬剤を散布していたのですが、1週忘れたためか なぜか1枝だけ、ブラックティップになってしまいました。

ただ、初めて開花させることが出来たので、効果があるような気がします。
2024年は忘れないようにきっちり散布して、結果を報告しますね。

苗木が大きくなるまで

シンガポールホワイトは、2012年に枝を入手し、挿し木で育て始めました。
以下、成長記録です。

2016年〜|挿し木

プルメリアシンガポールホワイト
プルメリアシンガポールホワイト
プルメリアシンガポールホワイト

2012年に土に植えましたが、1年経っても根が上手くはびこらず。
脇芽をカットして挿し直したりしましたが、新芽がブラックティップで成長不良になりまして、ガーデニング上手な母に預けたりしましたが、消滅しました。

2020年〜|鉢植え購入

プルメリアシンガポールホワイト
プルメリアシンガポールホワイト

諦めきれずに、2020年夏の終わりに鉢植えを購入しました。
すごく小さく3本くらいに枝分かれした、セレブ価格のものでした。
真夏以外は、先芽が全てブラックティップになります。

2021年の様子

プルメリアシンガポールホワイト
プルメリアシンガポールホワイト

ちゃんと育つのは、本当に真夏のみ。
背丈もさほど大きくならないまま年数だけが過ぎるため、2022年は特にに写真が見当たらず💦

花芽発見

冬の間は室内管理。
葉っぱを消毒したり、葉にも水をたっぷりかけたいのをグッと我慢しつつ、早く外に出したいな〜と思っていた4月23日に花芽を発見しました。

プルメリアシンガポールホワイト

お天気予報をチェックし、夜間気温が15℃以上になるのを待っていた矢先です。

5月26日|消毒スタート

プルメリアシンガポールホワイト
プルメリアシンガポールホワイト

希釈濃度など、正しいことはわからず手探り状態ですが、トップジンMを1000倍に薄め、週1で霧吹きしていました。
2本枝があるのですが、片方だけ花芽がついています。

6月3日|あがってきた花芽

プルメリアシンガポールホワイトの花芽
プルメリアシンガポールホワイトの花芽

台風明けの日。
花芽の中でも、先発隊が伸びてきて、花びらの模様もうっすらわかるようになってきます。

6月9日|蕾の様子

プルメリアシンガポールホワイトの蕾
プルメリアシンガポールホワイトの蕾

成長が遅かったとは言え、何年も育てていると、花芽が身長と同じくらいの高さになりました。
雨の日が多くなり、気温も高くありません。

6月14日|開花寸前

プルメリアシンガポールホワイトの蕾
プルメリアシンガポールホワイトの蕾

最低気温は20℃。
最高気温は29℃。
プルメリアは、直射日光が大好きな植物ですが、他の植物との兼ね合いもあるので、サンシェードを庭に張りました。

6月17日|いよいよ開花

プルメリアシンガポールホワイトの蕾
プルメリアシンガポールホワイトの蕾

上の写真が、朝の状態
下の写真が、夕方の状態

プルメリアシンガポールホワイト
プルメリアシンガポールホワイトの花

鉢植えで身長ほどの高さ、花が咲くとなると、朝しっかり水をあげていても、翌日にはカラカラに乾いています。

時々、葉や花芽がしんなりしていて、急いで水をあげる時がありました。

他のプルメリアよりも香りが良くて、圧巻です!

肥料は、IBのチカラ・油かすをあげています。
昔は、咲かせるために骨粉を混ぜたりしていましたが、結局咲いたのは、2023年でしたので効果があったかどうかは微妙なところです。

花が咲かなかった方は、幹が太かったため、挿し木して実家にお裾分けしました。
ちゃんとお花が咲くと良いのですが・・・

カットした部分から展開してくる新芽で、また新しく仕立てていこうと思います。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 小春ちゃん こんばんは!
    プルメリア(←に限らないけどw)いつも小春ちゃんの記事を参考にさせてもらってるー♡
    とってもありがたいし嬉しいわ♡

    冬の間は成長もとまってしまうけど、温かくなって外に出すと成長がいちじるしくて毎日楽しみないが続くよ♪
    この夏も花が咲きますように♡
    いつもありがとう。

    • ひなちゅんちゃん、こんばんわ〜〜!
      いつもありがとう٩(ˊᗜˋ*)و

      本当、早く温かくなってほしいよね。
      大切に育ててくれてありがとうね〜〜〜
      今年の夏も、咲きますように!

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