2013年2月から、アルブカ・スピラリス “フリズルシズル” (Albuca spiralis cv. “Frizzle sizzle”)を育てています。
趣味の範囲で増やして楽しんでいるので、種まき/鱗片挿し/スケーリング(球根をくし切り)を紹介します。
名前:Albuca spiralis cv. “Frizzle sizzle”
くるくる巻きが強くなるようにオランダで品種改良された園芸品種で、Frizzle sizzle=「よく縮れた」と言う意味です。
科・属:ユリ科アルブカ属
Liliaceae Albuca
原産地:南アフリカ
なるべく水はけのよい土で、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
乾燥気味に育てて、しっかり陽光を当てると、葉のくるくるが強く出ます。
球根が土から頭を覗かせていてもOK。
水はけの良い土や、乾燥気味といった条件は、多肉植物との相性もピッタリです。
水やりのタイミングは、土の表面が乾いてからたっぷりとあげるので、1週間に1〜2回です。
スケーリング(球根をカットして増やす方法)
休眠期は夏と言われていますが、花が終わったあとに新芽が芽吹くこともあります。
スケーリングをするときの注意点は、「新芽の成長点を残す」こと。
新芽が芽吹いた時に、カットすると失敗が少ないように思えます。
清潔な刃物でカットし、カットした面を完全に乾かしてから、土に植えます。
カットした球根は、完全な球体にはならず、いびつな形のまま大きくなります。
リン片挿し(剥がした球根の1枚1枚から増やす方法)
ユリ科の植物なので、百合根を想像してもらうとわかりやすいと思います。
大きくなった球根の鱗片(りんぺん)を1枚ずつ丁寧に剥がしていきます。
それを土の上に置いておくだけです。
何週間も かかりますが、大きいりん片からは何個も子球ができまますし、小さいりん片からは1個だけ出来たり。
土の中に埋めても土の上に置いていても、子球が根から水分を吸収できるような環境にあれば成功します。
種まき
種はフリマサイトなどで、安価に購入することが可能です。
2023年は秋に種まきをしたのですが、発芽までの時間がかかりすぎて「もしや発芽しないのか?」と心配になるほどでした。
左側の写真の、くるくる巻いている葉ではなく、針のように細いものが、種まきしたものです。
(くるくる巻いている方は、同じ時期にリン片挿しから育てた個体)
右の写真は、それを引き抜いてみました。
2月中旬でこの状態です。
種まきとリン片挿し(子球)の育て方の違い
種から発芽した葉が養分を作り出そうとするのと、子球の養分から葉が発芽するのでは、初期の育ち方や見た目が少し違います。
育てているうちに、葉が増えて球根が肥大し、花をつけてくれます。
私は、リン片挿しの子球から増やす方が簡単でお手軽だと思います。
春先に球根の直径が2cmくらいになると、花芽がつきます。
もちろん、1年以上育ててきた大きな球根からは、大きな花芽が。
1年しか育てていない小さな球根からは、小さな花芽が。
比較的育てやすいので、色々チャレンジしてみるのもガーデニングの楽しいところですね。
2024年、りん片で増やす様子を記事にしています
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