毎年楽しみにしている薄いピンク〜オレンジのグラデーションが美しいミニバラ。去年の春、咲いたのはオレンジ色が濃くなった花でした。「こんな色だったっけ?」と驚かれた経験がある方、いませんか?実はバラの花色は、環境によって変化することがあるようです。
去年の花色を紹介した記事はこちら

こちらは何年も前になりますが、マンダリナ・コルダナ



これだけ淡くて、グラデーションが美しかったバラが、なんと、下のように、オレンジ色が濃くなりました。。。なぜ!
2024年のコルダナ、アンバー/マンダリナ/カルーセル



1年かけて、肥料を控えめにした2025年。
並びは上と同じです



花色が変わる主な原因
以下、ネット情報になりますが、ざっと調べた内容です
- 気温:高温になると赤やオレンジが強く出る傾向あり
- 日照:強い直射日光は色を濃くすることがある
- 土壌のpH:酸性〜弱酸性(pH6.0〜6.5)がピンク系に適している
- 肥料の種類:チッソ過多は色抜け、リン酸・カリが足りないと色が濃くなりがち
- 株の老化やストレス:根詰まり、水切れ、害虫などでも色変化
気温に関しては、コントロール出来かねます。
日照は、サンシェードを張って遮光をしています。
肥料に関しては、IBのチカラ(チッソ:リン酸:カリ=10:10:10)を使用。夏や秋あたりは、さほど肥料をあげることなく育てていたのですが、やはり寒肥をあげたいところ。
❸と❹と❺に関して、植え替えで環境を変えることができそうです。
元の色に近づけるためにできること
次、植え替えるときに、土壌のphを測定し、以下の事を気をつけて管理していこうと思います
- 半日陰で管理:夏は遮光ネットなどで日差しをやわらげる
- 土を酸性に整える:鹿沼土やピートモスを混ぜてpH調整
- バランスの取れた肥料:リン酸・マグネシウムが多めの肥料を使用
- 定期的な剪定と株分け:株をリフレッシュして若返らせる
冬を越して1番目に咲く花と、剪定したあとの2番花と。
咲くたびに、表情が違うのもまた楽しみの一つ。
花の変化を毎年記録するために、写真を撮るのも楽しみの一つ。
ガーデニングって面白いですね。
2025年のバラの開花便り
ミニバラ『カルーセル・コルダナ』
上品なアンティークカラーのミニバラで、私がネットで購入した時は、もっと淡い桃色でした。肥料控えめに育てたからか、花びら少なめです





年を越すくらいまでは肥料をあげずに育てていたので、淡い色だったのですが、1番花が咲いたあと、温かくなってきたので、緩効性肥料を施しただけで、5月には濃いオレンジ色になりました。花びらの先だけ、面影残っていて、やや桃色系統(濃いけれど)
ミニバラ『マンダリナ・コルダナ』
植木鉢で育てていますが、剪定した枝を、毎年挿し木していて、地植えでも増えていっています


上の色は、ちょうど1月〜2月にかけて。
そのあと、若干シュートが細い気がしたので、肥料をあげたんです。。。そしたら、なんと5月の花は、色が濃くなりました💦



ミニバラ『アンバーコルダナ』
琥珀色の小ぶりな花が咲くミニバラです。少し元気がなかったので、冬の間にIBの力を施し、強剪定して、新芽で復活しました


琥珀に近いようなオレンジ系の花です。
その他のバラ
四季咲き大輪系(HT)『若菜』
数年前にカイガラムシに、去年はネキリムシの被害に遭い。やっとこの春、シュートが元気に出てきました。
花びらが雨にかかると茶色く変色してしまうため、軒下必須です。それでも若干、霧雨のようなものが当たるのか、ところどころ茶色くなってしまいます


四季咲き大輪系(HT)『テナチュール』
紫に茶色が加わったような、咲き進むにつれて外側が赤く染まる、色合いの変化を楽しめるバラです。
外のバラは咲いているのに、まだ蕾が見当たりません。株だけが大きくなって60cmくらいの背丈になり、広がっています。



白モッコウバラ
5月上旬に咲きました


淡い色のバラが好きなので…
土壌のphを測る機器を購入しました。
また次のシーズンに向けて、いろいろ試行錯誤し、記録に残しますね。
何かアドバイスあれば、ぜひコメント欄にていただけると嬉しいです。
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